『仮面ライダー世界に駆ける』は1989年4月29日にゆうばり国際ファンタスティック映画祭の1プログラムとして夕張石炭資料館で公開された3D映画。
内容[]
同一のライダーであるBLACK・BLACK RX・ロボライダー・バイオライダーの四人がジャーク将軍率いるクライシス帝国と戦う。
クライシス帝国の仕掛けた作戦を逆利用する事で、過去の存在である仮面ライダーBLACKに退化してしまったRXが、その危機をRXに救われ、更にはバイオライダー、ロボライダーと一堂に会し、本来ならば有り得ない“4大ライダー”が勢揃いした。本作は3D立体映像で上映されたが、家庭用映像機器では2D映像になる。本作の脚本はシュールな作風で知られる浦沢義雄が担当。
南光太郎(BLACK・RX・バイオライダー・ロボライダー)・ゴルゴム三神官(ダロム以外)・クライシスの四大隊長(ボスガンはセリフなし)はオリジナルの声優を起用している。また、変身前の南光太郎も倉田てつをが演じている。
ストーリー[]
クライシス帝国は、仮面ライダーBLACK RXを倒すために新たなる作戦を考え出した。それはRXの昔の姿である仮面ライダーBLACKに戻した後、再生怪人を引き連れて倒そうという作戦だった。
しかし昔の姿に戻ったBLACKを救うために様々な時空からタイムスリップ[1]し、BLACKと同一人物であるはずの仮面ライダーたち(BLACKRX・ロボライダー・バイオライダー)が時間を跳びやって来た。
登場人物[]
- 南光太郎 / 仮面ライダーBLACK RX
- クライシス帝国の怪魔妖族・スカル魔を撃退していたところ、どこからともなく聞こえてきた仮面ライダーBLACKのメロディ(LONG LONG AGO, 20TH CENTURY)を聴く。その後倒したはずの三神官に出会い、昔の姿、仮面ライダーBLACKに戻ってしまう。
- しかし、時空を越えて助けに来たRX・ロボライダー・バイオライダーの協力によってクライシス再生怪人を撃破した。その後、いつの間にか夕闇のなかでスカル魔を撃退した場所に戻っており、他の仮面ライダーBLACKもいつの間にか消えていた。
- クライシス帝国
- 地球を征服しようとしている悪の帝国。RXを倒すために昔の姿であるBLACKに戻した後倒そうという作戦を考えた。昔の姿に戻すのは成功したが、別の時空からやってきた仮面ライダーBLACK RXたちによって作戦を阻まれる。劇中ではクライシス帝国4大幹部、スカル魔、再生怪人が戦闘に参加した。
- ゴルゴムの三神官
- 今となってはもう戦う気はないと称し、RXを仮面ライダーBLACKに戻した。その後地底から生えてきた再生怪人の腕でBLACKを抑えつつ光る杭で殺そうとしたが、現代からやってきたRXに阻まれる。そのまま画面から消滅している。
DVD[]
DVDでは仮面ライダーBLACK RX Vol.2、仮面ライダー1号・2号BOXに映像特典として収録されている。ただし、3D機能は無い。
キャスト[]
- 南光太郎 / 仮面ライダーBLACK RX(声)、仮面ライダーBLACK(声)、ロボライダー(声)、バイオライダー(声):倉田てつを
- 諜報参謀マリバロン:高畑淳子
- 大神官ビシュム:好井ひとみ
声の出演[]
- ジャーク将軍:加藤精三
- 機甲隊長ガテゾーン、大神官バラオム:高橋利道(兼スーツアクター)
- 牙隊長ゲドリアン:新井一典
- 大神官ダロム、再生トリプロン、再生ムサラビサラ:依田英助
- 再生トリプロン、再生ガイナギスカン:篠田薫
- 再生トリプロン、再生デスガロン:森篤夫
関連項目[]
- 仮面ライダーワールド(次作品)
- 夕張市
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