仮面ライダーカイザは、仮面ライダーシリーズに登場する戦士。
各作品での設定[]
- ギリシャ文字のΧ(カイ)を模したデザインの仮面ライダー。数字表記および変身コードは「913」。基本カラーは紫と金。フォトンストリームの色は黄で、眼の色は紫。システムとしてはフォトンブラッドがファイズのものより高出力であるため、パワーでは勝るが瞬発力に劣る。フォトンストリームは高出力フォトンブラッドの安定供給を図るため2本に分かれてマウントされており、この取り回しから〈ダブルストリーム〉と呼ばれている。
- 変身の手順はファイズと同様。
『仮面ライダー555』[]
- 全ての人間が変身することができるが、オルフェノクおよびオルフェノクの記号を埋め込まれた一部の人間を除き、不適合者は変身解除後に灰化・死亡する。なおシステム装着時の身体能力は、適合・不適合に関係なく発揮できる。不適合者を死に至らしめる特性から、劇中では「呪われたベルト」と形容された。
カイザに変身した人物[]
- 草加雅人(主な装着者)
- 高宮航太
- 西田清高
- 神道貴久
- 影山冴子
- 木場勇治(草加雅人の死亡後)
『仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』[]
- 劇場版では多少設定が異なり、不適合者では変身することすらできない。
- 草加雅人の死亡後、菊池啓太郎が変身する。
『仮面ライダーファイズ正伝 異形の花々』[]
- 小説版では「オルフェノクに対抗する組織」が開発したものとなっており、草加雅人を含め三人のカイザが登場した。
ツール[]
これらを総括して「カイザギア」と呼ぶ。
- カイザフォン
- 携帯電話型トランスジェネレーター
- カイザドライバー
- ベルト型変身ツール。変身コードを入力したカイザフォンをセットすることでフォトンストリームを放出する。左右と後部にはツールを装着できるハードポイントが設置されており、右側にブレイガン、左側にショット、後部にポインターをセットできる。
- カイザブレイガン
- 「Χ」を模した形状の剣・銃一体型のマルチウェポン。手前にあるレバー〈コッキングレバー〉を引くことで「Burst Mode」の音声とともに濃縮フォトンブラッドの弾丸を放つガンモードが起動し、ミッションメモリーを挿入することによりグリップ部分にフォトンブラッドの発する高熱を帯びたソルグラス製の刀身が生成され、ブレードモードが起動する。また、ガンモードはブレードモードの起動状態に関わらず使用可能。その構造上、基本的にブレードモードの際は逆手で構えることになる。尚、『仮面ライダーバトル ガンバライド』ではカイザブレイガン・ガンモードによる攻撃は「ブレイガンショット」と名付けられている。
- カイザショット
- デジタルカメラ型パンチングユニット。ファイズショットと同じ働きをする。
- カイザポインター
- デジタル双眼鏡型ポインティングマーカーデバイス。ファイズポインターと同じ働きをする。
必殺技[]
- ファイズと同様、エクシードチャージにより各ツールにフォトンブラッドを転送して必殺技を発動する。
カイザの必殺技を受けて倒された場合、その場に黄色のΧの文字が浮き出る。
- ゴルドスマッシュ
- カイザポインターから二重の四角錐状の光を放って目標をポイントし、跳び蹴りを放つ。草加は両足で、啓太郎と木場は片足でキックを放つ。
- カイザスラッシュ
- カイザブレイガンの銃口から光線を放って目標をポイントし、「Χ」を模した光と共に敵に突進、ブレードで切り裂く。
- なお、名称は公式メルマガや児童向け書籍では「カイザスラッシュ」、小説版では「ゼノクラッシュ」と設定されている。
- グランインパクト
- カイザショットを手に装着して放つパンチ。ファイズの技と性質は変わらないが、カイザのパワーがファイズを上回るためこちらの方が威力が高い。
脚注[]